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解除川
身を清める禊の川

身を清める禊の川

瞰湖台をあとにして、御倉半島の山道を下り、国道103号に合流すると、そこは休屋地区。道路脇にはいくつものホテルや民宿、食事処が目に入り、一気に観光地らしい町並みになります。そのまま国道を進むと、十和田神社の参道へと分岐する三叉路があります。もう一方は生出キャンプ場方面へ続く道があり、そこに掛かっている橋が神田川橋。その下を流れているのが神田川です。今はそう呼ばれていますが、かつては解除川(はらいがわ)と呼ばれ、参詣者が十和田神社へ向かう前に、手を洗い、目をすすいで、身を清める禊の場所でした。

解除川

その昔、発荷峠や鉛山峠を経てやってくる秋田県側からの参詣者と、三戸・五戸・七戸からやってくる青森県側からの参詣者は、この解除川(神田川)にかかる橋を超えたところで合流し、十和田神社へ向かったといいます。ここまでくれば、目的地はすぐそこです。食事ができるお店や宿もありますから、大変安堵したことでしょう。

またここには十和田湖開発の碑が建っており、南部藩の命を受けた人物がこの地に住み始めたと記してあります。その後の十和田湖観光の隆盛の礎であるこの地は、十和田湖全体にとって非常に大切な場所であると言えます。

十和田湖開発の碑

(参考)
・斉藤利男.霊山十和田 忘れられたもうひとつの十和田湖.文化出版, 2018,

鳥居